株式分割とは?登記手続きや使うシーンをわかりやすく解説!
目次
株式分割って何?
株式分割ってどんなものなの?
株式分割とは、決められた割合に株式を分けることよ。
違うわ!分割をしても保有する株式の価値は変わらないのよ。
株式分割ってどんなときに行うの?
株式分割を行う場合を紹介するわね!
株式分割を行う主な例:
・株式の流動性を高め投資家の人数を増やしたいとき
・株式の指定替えを目指すとき(上場会社に限る)
株式の流動性とは、「株式をどれくらい簡単に売買できるか」ということよ。株式の売買が活発に行われている状態を「株式の流動性が高い」と言うの。
ところで、株式の指定替えっていうのは何?
株式の指定替えは、所属している証券取引所を移動することよ。証券取引所は株式を売買する場所で何カ所かあるの。
よくテレビや新聞で「○○株式会社が東証二部から東証一部に上場」って聞くでしょ?証券取引所にはそれぞれランクがあって、より高いランクの取引所に指定されれば、社会的信頼を得やすくなるの。
だから会社は取引所を移動するんだね!
そうなの。でも指定替えの条件ってけっこう厳しいのよ!
指定替えの条件の例:
・株主数
・流通株式数
・売買高
・時価総額
本当だ・・・・・・!でも、株式分割を行えば、株主の数や流通している株式数を増やせる。だから指定替えの条件を満たせる可能性が上がるんだね!
株式分割の登記手続きについて
株式分割するときは登記が必要よ。株式分割の効力発生日から2週間以内に法務局に申請する必要があるわ!
株式分割の登記に必要な添付書類:
・取締役会議事録または株主総会議事録
・株主リスト(株主総会の決議を行った場合のみ)
株式分割の区分は「ツ」で登録免許税は3万円よ。これは株式分割といっしょに行われることが多い「発行可能株式総数の変更」の登録免許税と同じ区分なの。だからこの2つを一緒に申請すれば登録免許税は3万円で済むわ。
たしかに株式分割して発行済み株式総数が発行可能株式総数を超過することも考えられるから 「発行可能株式総数の変更」を行う場合があるよね。
こんなふうに登録免許税の区分が同じ登記は、まとめて申請するとお得なんだね♪