ストックオプション（SO/StcokOpton)って何？従業員のインセンティブと新株予約権の登記を解説！

ストックオプション（SO/StcokOpton）とは？

会社は「業績アップのためにがんばれ！」とか言うけど、がんばって業績を上げたって必ずお給料が上がるわけじゃないしなぁ～。

業績がアップしたときに従業員に直接的な利益があればやる気も出るわよね！SO（StockOption）ってインセンティブ制度を知ってる？

聞いたことないよ！詳しく教えて～！

SO（StockOption） は、会社が従業員に一定の安い株価で自社の株式を買う権利を新株予約権として与える制度よ。一定期間が経過したら、従業員は新株予約権を行使して事前に決められた価額（権利行使価格）で株式を購入するの。

株価が上がった時点で新株予約権を行使して権利行使価格で取得した株式を売却すると、大きな利益を得られるのよ。市場の株価と権利行使価格との差額が利益ってわけ！

なるほど！市場価格よりも自社株を安く買える権利なんだね。でも、株価が下がった場合は損するんじゃない？

SO（StockOption）の特長は、株価が上がったら利益になるけど、下がっても損しないことなの！具体的に説明するわね。

例：SO（StockOption）の行使価格が1,000円の場合

このように株価が SO（StockOption）を発行したときに定めた行使価格より下回ったら、権利を行使しなければよいのよ！

SO（StockOption）のメリット・デメリットを見てみましょう。

ストックオプション（SO/StcokOpton）のメリット・デメリット

メリット	・従業員のモチベーションを上げることができる・優秀な人材を採用するために利用できる・社外協力者（顧問・アドバイザー・業務委託者等）と長期的な付き合いができる
デメリット	・従業員のモチベーションを下げるリスクがある・従業員に不公平感が発生する恐れがある・ SO（StockOption）を行使して多額の資金を得た人材が流出するリスクがある

従業員は株価を上げようと仕事をがんばるからモチベーションが上がるんだよね？どうして「モチベーションを下げるリスクがある」っていうデメリットがあるの？

株価が行使価格を下回ったときにモチベーションが下がる場合があるのよ。従業員の努力とは関係なく株価が下がることもあるでしょ？

なるほどね！なんで不公平感が発生するリスクがあるの？

SO（StockOption）を付与する基準があいまいな場合、付与対象になっていない従業員は不公平だと感じるかもしれないわ！

外部の人と長期的な付き合いができるっていうのはどういうこと？

SO（StockOption）は従業員だけではなく、外部協力者にも付与できるの。そのため、権利行使まで長期的な付き合いが可能となるのよ。また、彼らのモチベーションアップにもなるしね。報酬の一部を SO（StockOption）で支払えば、外部協力者に支払う金銭の報酬を抑えられて一石二鳥よ！